こっちが真の序章?

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『彼』は、多紀につとととと~、と近付き、問答無用に多紀をぎゅう、と力一杯抱き締めた。 何時もながらのコトなのに、余りに唐突であるので、多紀は逃げる余裕がない。 「…‼ぎゃ~ッ‼」 ヤメロ~❗と叫び、その腕を振り払おうとするが、スレンダーな身体のどこにいったいそんな力があるのか。
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