第十一章『二つの人格』

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今まで俺と戦った使い手の相手は、あの謎の組織に一人、それと赤坂さんだけだ(戦ってはいないけど) なので遠距離タイプに対する対策はあり、身体に耐性もついている。 が、近距離タイプの対策はあまり無いし、耐性もついていない。 あまり強くないならましだが、相手は滅茶苦茶強い! 苦手な戦闘タイプでオマケに滅茶苦茶強い。 これほど嫌で最悪なものはない。 他の二人は中距離タイプで、オマケに補助、援護系だ。 主の俺をカバーする役。 だが、相手が強敵すぎてカバーが出来ない。 もう一人の梨織は完全近距離タイプだが、生き残り二人の子供から目を離す事は出来ない。 ナイフと爪を交えて、同時にはねかえった所で少し距離を置いた。 『どうしたぁ?疲れたの?なぁんだ。私に勝てたら色んなサービスしてあげようと思ったのにな~。君なんて結構タイプだしねぇ。』 そういって奴は俺の事を指した。
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