リュウの許嫁

5/14
前へ
/154ページ
次へ
会場には、リュウの父と、トキの部下とその息子がいた。 何つうか・・・中の上くらいの顔だな・・・ トキの部下の息子を見たシンはそう思った。 「おや、部外者がいるみたいだね・・・」 そう言った息子はシンたちを見て言った。 「おい・・・ここにいるのは、時期当主になる方々だ。無礼はよせ・・・」 リュウの父が息子をたしなめるように言った。 「これは失礼・・・」 そう言った息子は肩を上げた。 「・・・父上・・・今日はお見合いを断りに来ました。俺には愛する人がいます。」 「ワイです。」 そう言ったセイジは一歩前に踏み出した。
/154ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1023人が本棚に入れています
本棚に追加