リュウの許嫁

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「・・・関係ないな・・・お前の心が誰の物だろうがこの縁談は成功する。なぜなら、ここに印を押したからな・・・」 「そん・・・な・・・」 リュウは信じられず、その場でポカーンと動かなくなってしまった。 「さぁ、リュウ・・・僕と一つになろう。」 そう言った息子はリュウの腕を掴んで連れて行く。 「いや・・・!!」 リュウは抵抗したが意味がなかった。 「くそっ!!こんな事になろうとは・・・」 「さて、君たちは帰ってもらおうか・・・」 「ちっ!!」 「・・・あれ?シンがいない・・・」 ナオキはシンがいなくなっていたのに気付き、辺りを見回す。
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