File1

15/50
前へ
/312ページ
次へ
よしみはただ黙って顔を押さえて、たたずんでいる。痛みがあって泣きたくもなった。 が、よしみは涙を堪えた。 武の前で涙を見せるのは嫌だったし、なによりも洵の前で泣くのが嫌だった。
/312ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加