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殺意という言葉を知らなかったよしみも、洵が武たちを殺そうとしているのが容易に判断できた。 のた打ち回る武たち。 様相が一変した洵。 もうすでに、その時のよしみは現在のよしみに戻っていたのかもしれない。 そして、洵が発しているものが殺意だとハッキリと認識して、ムリヤリに夢の中から覚醒させたのかもしれない。 現実の過去とリンクしているのなら、その光景を見るのには耐えられなかったのだろう。
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