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「でさ!そのシナリオを選択すると……」
俺は今、屋上で弁当を食いながら橘に2次元の恋愛について延々と聞かされている。
正直ウザイ。
「橘……死ねよ」
「なんでそんなこと言うんだよ!?俺ら友達だろ!?なぁなぁなぁなぁ!?」
そう言いながら橘は俺の肩を揺すってくる。
ちょっ……おまっ……ウザ……
その時、屋上のドアが勢いよく開いてさっきの女の子が屋上に入ってきた。
そして俺たちの姿を見つけると、こちらに歩いてきて、俺たちの前で止まった。
「どうしたんだ?まだ何かあるのか?」
正直表情が恐い。
橘とか俺の後ろに隠れてるもん………てか橘ってどこまでヘタレなんだよ。
そして女の子が発した言葉に俺は驚愕した。
「あんた!私と付き合いなさい!」
「はぁ!?」
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