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テ「へ…へぇ~…凄いね」
翠「でしょ!?『彼女の名前と同じだったから…』って言ってた気がするけど…あれは、たんなる偶然じゃないよ!あれ?なんか反応薄くない?」
翠はそう語ると、少し興奮していた。
テ「えっ!?そんなことないよ。ただ話が全体的に凄すぎて…」
〔僕は翠の話を聞きながら、確信した…やっぱりあれは、夢じゃなかったんだ〕
翠「そう言えばその誰かさん!犯人と乱闘して怪我してたんだ!テンマも同じ所に怪我してるんだよね」
テ「えっ!?そうなの!?偶然だよ、偶然!」
〔僕は何故か焦り、隠した…まだ翠には、知られてはいけないような気がしたから……僕は念のため聞いてみた〕
テ「その後、何度か犯人に命を狙われたりしなかった?確か犯人が捕まったのって、高校生の時でしょ?」
翠「どうしたの?急に」
テ「あぁ…ちょっと気になって…」
翠「ふ~ん。確か…小学生のときに一回狙われたかなぁ?」
テ「本当に!?その時はどこで狙われたの!?」
翠「すんごい、食い付いてるね…場所はよく覚えてないけど…その時に図工で作ったお皿が割れちゃったんだよね…怖かったは、悲しかったわで、辛かったわぁ」
テ「そうなんだ…」
話が終わる頃には、すっかり夜になっていた。そして二人は帰ることにした。
テ「じゃー、また明日。いくらGWでも会いすぎかなぁ?」
翠「そんなことないよ!普段はそんなに会えないんだから!!」
テ「そうだよね!じゃー、また」
翠「明日こそ、遅刻しないでよぉ」
テ「分かっておりますとも」
冗談を交えながら翠とわかれたテンマは家に帰り、風呂、そして部屋へと戻った。
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