2007.5.4

4/6
前へ
/42ページ
次へ
テ「へ…へぇ~…凄いね」 翠「でしょ!?『彼女の名前と同じだったから…』って言ってた気がするけど…あれは、たんなる偶然じゃないよ!あれ?なんか反応薄くない?」 翠はそう語ると、少し興奮していた。 テ「えっ!?そんなことないよ。ただ話が全体的に凄すぎて…」 〔僕は翠の話を聞きながら、確信した…やっぱりあれは、夢じゃなかったんだ〕 翠「そう言えばその誰かさん!犯人と乱闘して怪我してたんだ!テンマも同じ所に怪我してるんだよね」 テ「えっ!?そうなの!?偶然だよ、偶然!」 〔僕は何故か焦り、隠した…まだ翠には、知られてはいけないような気がしたから……僕は念のため聞いてみた〕 テ「その後、何度か犯人に命を狙われたりしなかった?確か犯人が捕まったのって、高校生の時でしょ?」 翠「どうしたの?急に」 テ「あぁ…ちょっと気になって…」 翠「ふ~ん。確か…小学生のときに一回狙われたかなぁ?」 テ「本当に!?その時はどこで狙われたの!?」 翠「すんごい、食い付いてるね…場所はよく覚えてないけど…その時に図工で作ったお皿が割れちゃったんだよね…怖かったは、悲しかったわで、辛かったわぁ」 テ「そうなんだ…」 話が終わる頃には、すっかり夜になっていた。そして二人は帰ることにした。 テ「じゃー、また明日。いくらGWでも会いすぎかなぁ?」 翠「そんなことないよ!普段はそんなに会えないんだから!!」 テ「そうだよね!じゃー、また」 翠「明日こそ、遅刻しないでよぉ」 テ「分かっておりますとも」 冗談を交えながら翠とわかれたテンマは家に帰り、風呂、そして部屋へと戻った。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加