殺人事件

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「ん…ん……!」 テンマが気が付くとそこは、見覚えのない真っ暗な部屋だった。 「あれ?僕の部屋じゃ…ない…?何処だ!?ここ?」 その時だった。 「きゃゃ~~!!」 階下から女性の叫び声が聞こえてきた。 「なんだ!?」 テンマは叫び声が聞こえた方へと走りだした。そして… 「あっ!あれは!?っく!!」 正にちょうど、女性が、凶器を持った男に殺されたところだった。 テンマは急に起こった目の前の出来事に動揺し、足が震えていた。 「なっ!なんだよこれ!ゆっ!夢なら覚めてくれよ!!……あっ!」 男は、死んだ女性の横で泣いていた少女に目をやった。そして、紅く染まり、輝く刃を振り上げようとしていた 男「フゥーッ、フゥーッ、アァァァァァ」 「えっ!?ちょっ!!ヤバいぞ!誰か、誰かいないのかよ!?あぁぁ~クソッ!!」 テンマは凶器を持った男に、無謀にも突っ込み、体当たりをした。 男は急な不意打ちに、のたうちまわる。 「おいっ!大丈夫か!?はっ!!」 テンマは少女に駆け寄るが、男は立ち上がり、今度はテンマに襲いかかろうとしていた。 「こいつっ!」 テンマは男の攻撃をギリギリでかわし、TVや漫画などを思いだし、みよう見まねで反撃した。 そして偶然にも、攻撃は当たった 「僕って、やれば出来るじゃん!!」 そして、どこからともなくパトカーの音がしてきた 男「おっ、お前もいつか、必ず殺すからな!」 男はそう言い残すと一目散に逃げていった。
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