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ここはエレセアと呼ばれる世界
地球と同程度の科学力に、魔法や剣術といった技術がプラスされた世界
魔法は扱い方によってはとてつもない事故を引き起こすので、政府は魔法学校を作り、教育と制御を教える制度を作り上げた
中学までは普通の学校、高校からは魔法学校となり、本格的に学ぶようになる
その数ある魔法学校の中の一つ。
将来有望な生徒を多数輩出し、軍や警団(警察のような物)への登竜門とも呼ばれる、世界有数の名門校
特化魔法学園都市ヴェロニカ
学園自体が一つの都市のように、敷地を囲む巨大な壁の内側には、学園のみならず、学生が生活する為に必要な機関がほぼ全て集約されている。
それを可能とする財源は国であり、つまり学園都市とは国立の魔法学校と言う事である。
外部の者が中に入れるのは文化祭の時だけであり、基本閉鎖されたその内部を見る事は難しく
されど実績は確かで、同じく世界に存在する、他の4つの学園都市と競う学園対抗戦において、毎年優勝か準優勝であり続けており、そこで軍にスカウトされた生徒が階級持ちになる例も多い
故にかなりの人気があり、入るのにも結構な学力、実力が必要なこの学校
そこに、運良く
いや、運悪くかもしれないが
一学年に一人以上、望まずしても与えられるであろう、落ちこぼれという烙印を受けることになる少女が合格した――
残雪の道、ヴェロニカの入口である巨大な門に貼られた、入学試験の合格発表の紙を赤い瞳で見上げ、寒さとは別のもので鼻を赤く染めた、長い金髪の少女
彼女の名は、
クロア=リアレッド
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