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恐る恐る廊下を歩き洗面所へと辿り着いた。
暗闇に電気ストーブの赤い色だけがやけに明るく目に入ってきた。
私は洗面所の電気を付けた。
すると、
洗面所の棚の横に置かれていた黄色いゴミ箱がドアの外、即ち廊下まで動いていたのだ。私は驚いて辺りをキョロキョロと見回す。勿論、誰も居るはずはない。二階にも確認に行った。誰もいない。
私はあまり考えない事にして風呂に入った。本当は布団の中に潜り込みたいぐらいには怖かったが、翌日の友達との約束を考えると風呂に入らない訳にはいかなかった。
風呂から上がって一息つく。
パジャマを着て、濡れた頭にはタオルを巻いてリビングへと戻った。
そして携帯を弄っているうちに再びウトウトと意識が微睡む。
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