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「──で、だからこうのが絶対カッコいいしお前に合う」
「そうなると俺のお気に入りの指輪が着けられなくなるんだって、骸骨の指輪探すの大変なんだからなッ!!」
人気が無く、普段歩かない路地裏を立っているのは『達城 玲弥(タツキ リョウヤ)』
何気なく気分で路地裏に入った為何処に出るか解らない。
そんな路地裏に入った為に出逢ってしまった。
今あった初対面の相手、『高嶺 鳩鵜哉(タカミネ クウヤ)』
実はこの二人、腹違いの兄弟なのだが、全く免疫が無い。
玲弥は、実父と離され母と共に住んでいる。言わば、目の前の奴に父親を盗られたも同然なのだが、ぶつかった拍子に会話を始めてみると、趣味が合うは、センスが似てるは。
双子じゃ無いか?と謂う位話が被るのだ。
その為ぶつかった際、落ちた眼鏡を拾おうとしゃがんだまま、話し込んでしまっているのだ。
「その辺妥協しとかないと、それは。」
「んー違う型に作り直すってのわ?」
「…あぁ、それもありだな。」
コクコク頷いて納得してるのは、鳩鵜哉
提案をしたのは、玲弥。
話が終焉を迎えると二人同時に立ち上がり玲弥は、鳩鵜哉に眼鏡を渡し、又しても二人同時に同じ方向に歩き出した。
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