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『それはなぁ。モアイだよ』
あ。
「ああー!!??尚テメェッ!!!」
久保が叫んで一呼吸。
「ああーーーッ!!!!!!!」
みんなが、てゆーか体育館が叫んだ。
なるほどね。
モアイか……。
『すっきりしただろ?さて次行こうか』
まだ話す気かよ!!!!
でしゃばりめ。
お前、写真絶対真ん中でキメなきゃ気が済まないタイプだろ!!
『次、照、来い!!!!』
次に式台に来たのはまぁ普通の兄ちゃん。
斜め前髪に少し長い襟足。背は高くない。
『こいつが小橋照彦。確か……担当は……(忘れ過ぎだろ!!)…数学。こいつすげぇ声がいいんだぜ。……歌うか?』
「新任式で歌っていい訳ねーだろ!!!」
久保が叫んだ。
いや、まずこの状況から無いだろ!!
『あっそ。まず、この状況から無ぇと思うけどな(自覚あんのかよ!!!)。……まぁ、いいや照、自己紹介。36字以内で』
なんだその微妙な字数制限はァァァァ!!!!!
「短過ぎるよ!!!」
叫ぶ小橋に久保の援護が。
「そーだよ尚!!!短過ぎると要点伝わらないし長いとすぐに字数足りないし………ってジャンプの目次の作者近況かよ!!!」
『何若干22歳で漫画家の気持ち悟っちゃってんだお前』
オメーが言うなァァァァァ!!!!
「えー、小橋照彦です。教科は数学で、担当クラスは3-3です。ふつつか者ですがよろ」
『はい。ありがとうございました。次ジロー』
ほんとに36字で切りやがったァァァ!!!!
しかも句読点込み……
3人目が式台に来た。
こいつも教師か?
ショートヘアの金髪。
顔は遠目だからはっきりしないけど結構良い。
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