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『このキャラメル頭が和山義仁。担当はデキ婚の寅田先生の代理の家庭科』
久保の撃沈をいい事に何事もなかったかの様に話し始める。
「違います。美術です。」
訂正する和山。
『美術と見せかけて家庭科だから』
「違います。美術です。てか何で見せかける必要があるんだよ」
『ごめん。みんな、俺が嘘ついてた。美術と見せかけて家庭科とか言ってたけど実際は嘘偽りも無く家庭科なんだよ』
いや、意味わかんねぇし。
「ちげ―よ!!美術だっつってんだろ!!!!!」
とうとう怒髪天をつくキャラメル和山。
黒金からマイクを奪い取ろうとする。
「ありがと、尚君。僕自力で自己紹介出来るから!!!」
『いや、ぬるいからお前の挨拶とか。雪見大福びろんびろんになる温度が関の山だから』
「喩えが意味わかんねぇよ!!!放せ!!!」
ぬるいって言いたいんだろ。
2人はしばらくもみ合い、
校長が和山を
教頭が黒金を押さえ付けることで終結を見た。
因みに
教頭は和山の靴跡が背広一面について、
校長は黒金にマジックで頭頂部に『新世界の髪となる』とかかれていた。
2人とも、教頭と校長には手出すなよ……。
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