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グリム「こんな人気の多い場所では話せない。場所を移動しよう」
紳人「じゃあ俺の部屋に行こう」
六人は紳人の部屋に向かった
…紳人の部屋
グリム「先ず結論から言うと、紳人は魔法が使えないしこの世界の人間ですらない」
アルト「は!?何言ってるんや??」
ミント「信じられないわよ!!」
グリム「信じて貰わない方がこちらには好都合だがな」
アルト「何でや??」
グリム「説明が楽だからな」
アルト「何やそれ??仮にそうやとしても証拠はあるんかいな??」
グリム「俺がシントと初めて会ったのは最重要地域の森の中だ。気が付いたらシントはそこに寝ていたらしい。あの森を一人でうろつく様な愚か者はこの世界には居ない」
ミント「それだけじゃ証拠にならないわ!!」
グリム「確かに…。シント。何か元の世界の物を持ってないか??」
紳人「ん~これくらいかな??」
そう言ってポケットから携帯を出した
アルト「何や??これ」
紳人「これは携帯電話って言って連絡を取り合う時に使うんだよ」
ミント「どの属性の魔法を使うの??」
紳人「魔法は使わないよ。」
アルト「信用するしか無い様やな。でも異世界から来たってちょっとヤバ無いか??」
グリム「問題はそこだ。800年前と同じ出来事を繰り返す可能性がある。だから広めたく無かった」
紳人「どういう事??」
アルト「800年前に世界規模の魔族との戦争があったんや!!その戦争の引き金になったんが異世界から来た人間っちゅ~訳や」
紳人「何故!?」
アルト「それは明らかになってへん」
グリム「国家ぐるみで理由を隠してるらしい」
紳人「そうなのか…」
アルト「まぁシントはシントや!!親友やしな!!?」
紳人「アルト…」
ミント「ただの人間じゃないなんて面白いじゃない!!」
レナ「グループになったのも何かの縁かもしれませんしね」
エマ「…興味…」
紳人「皆…」
グリム「話は以上だ」
六人は解散した
…グリムの部屋
グリム(戦争の理由はわかっているんだ…だが、今教えるのはシントには重過ぎる…)
…
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