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…紳人側
紳人は走っていた
紳人(あんなの勝てないって!!逃げるが勝ちだ!!)
紳人は立ち止まった
紳人「あれは何だ??」
木で作られた鳥の巣の様な物が木の根本にあった
紳人は好奇心に勝てず近付いて行った
紳人「何かの巣か??」
中にはダチョウの卵ぐらいの大きさの卵が一つあった
紳人「大きな卵だなぁ」
卵を見つめていると卵にヒビが入った
紳人「孵化するのかな??」
感動しながら見ていると中からトカゲに羽を生やした様な生物
そう、ドラゴンの子供が出て来た
紳人「ドラゴン!?」
紳人が驚いていると
ドラゴン「パパ??パパ??お腹空いた」
と紳人に言った
紳人「パパ??俺が??」
ドラゴン「お腹空いた!!お腹空いた~!!ご飯~!!」
紳人「え~っと。昼飯のオニギリぐらいしか無いな…ってかドラゴンって米を食べるのか??」
ドラゴン「お腹空いた!!」
紳人「わかったわかった」
そう言ってオニギリをあげた
ドラゴン「わ~い!!ご飯ご飯~!!」
ドラゴンはオニギリを食べた
紳人「ドラゴンって米を食べるのか」
ドラゴン「お腹いっぱ~い」
紳人「よかったね」
紳人はそう言って去って行こうとした
ドラゴン「パパ!!どこ行くの!?僕も連れて行ってよ!!」
紳人「は??いや、無理無理!!」
ドラゴン「駄目なの…??」
ドラゴンは泣きそうな顔で見てくる
紳人(そんな顔で見るなよ…)
ドラゴン「パパが居なくなったら淋しいよ…」
紳人の中の何かが弾けた
紳人「おいで!!一緒に行こう!!」
ドラゴンは嬉しそうな顔をして紳人の肩に乗った
ドラゴン「何処に行くの??」
紳人「友達の所さ!!」
そう言って元来た道を引き返して行った
…
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