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…局長室
グリム「失礼します。魔物討伐の任務完了しました。その際、人を拾いました」
局長「ご苦労様です。拾った人というのはそこの彼ですか??」
グリム「はい」
局長「私はイソップ・カシミアルです。このギルドの局長を勤めさせて頂いてます。あなたは??」
紳人「俺は蕪木紳人!!よろしく」
グリム「シント!!敬語を使え」
イソップ「別にいいですよ。若さとは傲慢な物です。あなたも敬語等使わなくてよいのですよ??」
グリム「そんな訳にはいきません」
イソップ「堅物ですね。」
紳人「どうでもいいけどさ~ドッキリまだ??」
イソップ「ドッキリ??」
グリム「シントは異世界から着たようです…800年前の様に…」
イソップ「まさか…また戦争が…」
紳人「盛り上がってる所悪いんだけどさ~早く家に帰りたいんだけど…」
グリム「少し黙ってろ!!」
紳人「それ酷くない!?」
イソップ「その話が本当なら…魔族の警戒を強めないといけませんね。グリム、頼まれてくれますか??あなたが護衛なら彼も安全でしょう」
グリム「それが命令なら」
イソップ「頼みますよ??一級ギルダー、グリム・バンガード」
グリム「わかりました」
紳人「全く話が見えないんだが」
イソップ「あなたには詳しく説明しなければなりませんね」
紳人「説明??」
イソップ「えぇ。先ず始めに、この世界はあなたが居た世界とは違います」
紳人「は??」
イソップ「信じられないのはわかります。でも事実なのです」
紳人(ヤバイ宗教団体か??)
イソップ「どうすれば信じて頂けますかね??」
紳人「異世界って言うなら何か証拠を見せろ!!」
イソップ「証拠と言われましても…」
グリム「魔法を見せてみては??」
イソップ「魔法をと言われましても…そんな物はこの人も使えるでしょうから証拠にならないでしょう」
グリム「そうですね」
紳人「…」
イソップ「……」
グリム「………」
紳人「…………ふぇ??」
グリム「どうしたんだ??マヌケな声を出して」
紳人「魔法…使えるの??」
グリム「当たり前だ」
イソップ「あなたも使えるでしょう?」
紳人「うん……………………………………
…
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