第三話~振動る(ゆれる)~

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教室内~昼休み~ 「パトリシアさんおはよー。」 「ハロー!ゆたか。」 「田村さんもおはよー。」 「おはよう、南城さん。」 今、ゆたかが挨拶をした二人はクラスメイトのパトリシア・マーティンと田村ひよりである。ちなみにこの二人は特に事件とは関係ないので、適当に行きます。 「ところで田村さん、昨日って地震あった?」 「ん?そういえば何か夜中にカタカタ揺れたような・・・でも、なんで?」 「今日ね、お母さんが『夜中に地震があったけど大した揺れじゃなくて良かったわ。』って言っていたから。」 「そうなんだ。確かに最近地震が多いね。なんだかまるで意図的に起こしているような。」 「マサカ。それはないでショウ。」 「あはは、そうだよね。考え過ぎだよね。」 楽しく会話する三人。 だが、次の朝とんでもない事態が起こるとは、まだこの時点では誰も知らない・・・
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