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九坂家~長女寝室~
「うわ・・・完全に押し潰されてるよ・・・」
被害者は、九坂家の長女のこう。いわゆるギャルで、腐女子で、ゆたかの同級生田村の部活の先輩でもある。彼女は現在、部屋にあるタンスの下敷きになっていて、見るに見れない状態である。ちなみに現場には、かなみと部下のみさえ&あやね、他鑑識らがいる。
「うえ~、気持ち悪い~😢」
「仕方ないでしょう、みさちゃん。我慢しなさい。ねっ✨」
「ううっ・・・分かったよ、あやね~」
「しかし、ちゃんと耐震シート付けてたんだよな?」
「うん。タンスの下に四隅にしっかり貼ってあったわ。だから倒れることなんてあり得ないのに・・・」
「あやね~、そんなことより、助け出すのが先じゃないか?いくら死体でもあのままってのは可哀想じゃね。」
「そうだったわね。そこの鑑識二人、さっさと運びなさい。」
「は、はい!」
死体は運び出され、後には生々しい痕跡が残るばかりだった。
「でも、何でちゃんと固定されているはずのタンスが倒れたのかしら?」
「昨日の地震で倒れたわけじゃないよな~。」
「えっ?昨日地震なんかあったかしら?」
「私も何も感じなかったけど。」
「え、それじゃあ、みさちゃんだけが感じたってこと?」
「そうみたいだな。しかし、不思議だ。何でアイツだけが感じたのか・・・こうなったら、あの人に頼むしかない!」
「先輩の彼氏にね😃」
「うるさ~い‼」
こうしてあの人物に解決を依頼することとなった。
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