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特に事件も仕事もないかなみは、何故か自然とこなきのいる研究室へと足が進んでいた。多分その理由は、自分がこなきのことを好きなのだという恋愛感情の表れなのだろうが、実際にあっちがどう思っているかは分からない・・・・・・たとえ一方的な片思いだとしても、その気持ちは多分一生涯変わらないだろう。振り向いてくれなくてもいい。ただ思うだけでいい。自分が先生のことを好きでいられるだけでいい・・・
そして気が付くとかなみはいつの間にかこなきのいる研究室の扉の前に立っていた。
「・・・・・・行こう・・・・・・」
そしてかなみは扉を開ける。
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