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誰かがアタシに向かって走ってくる
翔梧「マジかよ!」
人に当てといて第一声それ?
って他にもツッコミたいとこ満載だけど…
でも好きな人に2度も当てられて運命ってか
翔梧「ほんっとごめん!」
「ぅぅん、大丈夫だよ。」
翔梧「いや2度も当てちゃって全然大丈夫じゃないから!」
「…」
翔梧「ほんとごめんな…俺が教室でキャッチボールなんかしなきゃ良かったんだ。」
…出来れば早く気付いて欲しかったりする
でも翔梧くんにそんなこと言えないって。
「ぅぅん、気にしなくて良いから、」
…なんで沈黙?
めちゃ気まずい…
翔梧「あ、あのさ、ちょっと一緒に来てくれないかな?」
「え?何処に?」
翔梧「えっと…と、取り敢えず付いて来てほしいんだ。」
なんか翔梧くんが真剣な目でアタシを見てる…
そんな見つめられたら溶けて無くなっちゃうよ。
ぁ、それより早く返事しなきゃ。
アタシは首を縦に振り翔梧くんの後を付いて行った。
クスクスクス…
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