1月

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俺の身柄は、少なくともこの目の前の男にある訳で、そんな男に対して怒鳴りつけたなんて…。 島流しもいいとこだよな…。 「そうか、確かにその様じゃ。」 「…は?」 「見てたからの、隅っこから。」 …こんのぉじじぃぃ。 今すぐ頭かち割って脳味噌ぶちまけてやりてぇが爺のメ○ゾーマによって丸焼きにされかねん。 「じゃぁ、何で聞いたんだよ…?」 「決まりじゃからな、式たりじゃ。それに最近トナカイの様子が可笑しいんじゃ。」 「ふーん。」 あのアホボケ顔面クソ塗れトナカイの事などサッパリ興味がない。 それよか、今は、目の前にある茶菓子をほうばりながら二本目の煙草を取り出す。 久し振りのモクを補充できた俺は、お土産に煙草を貰い部屋を後にした。 みんなの元に戻ると小屋の作業は、終わっていた。 フクロウの働きっぷりがとんでもなくヤバかったしい。 みんなと一緒に昼飯のサンドイッチを食べ終えるとそのまま晩餐会を行った大食堂へと移動した。
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