1月

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「シコン、もう直ぐ夕食だよ。一緒に行こ…。」 ノックもなしに男の巣に入ってきたのは、エミュ。 この状況は、ちとヤバい。 前のめりの坊主の男と股をおっぴろげてパンツ丸出しのロリータとのツーショット。 他人から見れば、正に犯罪行為の五秒前。 …何か言わなければ…。 「エミュ、風呂上がりのあなたは、最高に美し…。」 「死ね、変態ロリコン性犯罪者ハゲ。」 殺傷能力S級の言葉をぶつけられ、ドアが壊れるかと思うほど思いっ切り閉められる。 …お前、仮にも淑女大国フランスのレディだろ?そんな汚い言葉吐いちゃイヤン。 仕方が無いので目の前のレディの心配をすることに。 「キュヴェ、大丈夫か?」 「触らないで下さいまし?ミスター。汚らわしいの極みです。」 キュヴェは、ジェントルマンに差し出した俺の手を払い除けるとそそくさと部屋を出て行った。 上品な言葉使いだがエミュ同様、殺傷能力は、S級だ。 巡り巡る、悪い変化の嵐に心を落ち着けるため、煙草に火をつける。 「…俺の人生どこで狂ったのかな?」 美女と美少女にここまで蔑まれ、生粋のM男である、俺でもハートが跡形もなく粉々だわいな。
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