61328人が本棚に入れています
本棚に追加
「今はいねぇ。」
別に、彼女が欲しいわけじゃねぇんだ・・・・
いや、ほしくないわけでもねぇ。
『ねぇねぇ、覚えてる?小学校1年の時。』
和也が話しだす。
『海斗が大人の時期でしょ!?あの頃、なんか海斗ってオーラがあったよねぇ。橋本先生が死んで、お葬式の時も、みんなみたいにワンワン泣かなかったしぃ』
カリンが頬杖をつく。
あぁ、かわいい。
って、友達の彼女だ!
けど、俺、かわいい女の子は好きなんだよなぁ。
しかもカリンは初恋の相手。
それを和也にとられるとは・・・・
ポカンッ!
俺は、もう一回、和也にげんこつした。
『もー!何すんだよってば!2回目だよ!?』
また和也が怒る。
「わりぃ。」
そして俺は片手をあげて謝った。
『エンドレスじゃんか!』
和也が突っ込む。
そして場が和む。
最初のコメントを投稿しよう!