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『これからどうする?』
カリンが聞く。
「邪魔はしませんよ。俺は帰るよ。オヤジ1人だし」
『お父さん元気?』
和也が聞く。
もちろん、オヤジが車椅子ってことは二人は知っている。
「元気すぎてウザイよ。」
『とかなんとか言ってお父さん大事にしてるね海斗』
大事にできてるのかな・・・・
たまぁに俺はちゃんと親孝行できてんのか?って思う。
親孝行って一体何をすりゃいいのかやっぱり分かんねぇ。
けど、なるべく家に帰って飯を食うことにはしてるけど・・・・って金もねぇし。
「じゃあな!」
俺は、店を出る。
するとカリンが走って来た。
『海斗!ちょっと待って!』
カリンは1人で走ってきた。
「和也は?」
『まだ、店。海斗・・・・あのさ、相談したいことあるんだけど・・・・夜、暇かな?』
カリンが相談もちかけるのは珍しい。
「あぁ、別にいいけど?」
『じゃ、また電話するね!』
そう言って店に戻るカリン。
やっぱ可愛いぜ・・・・
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