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「おかえり。オヤジ腹減ったらしいぜ」
母親はニコニコ笑って昼御飯を作り始めた。
『今から作るから待っててね!海斗は?』
エプロンをはめながら言う
「俺、食ってきた。わりぃ」
そして俺は昼寝をする。
明日で21歳かぁ。
昼寝は気持ちいい。
目が覚めたのは夕方だった。
カレーの匂い。
あ~カレーね、カレー。
『起きたかぁ?海斗』
オヤジが部屋を覗きに来る。
「段差あるから気を付けろよ。」
『わりぃな。』
オヤジは、俺が起きているのを確認して母親に言っている。
『海斗起きてるぞ!』
母親が俺の部屋に来る。
『海斗!ごめん買い物頼んでいいかな?』
「は~?めんどくせぇ。」
で、結局俺は断れず卵を買いに出かけた。
と携帯を見るとカリンからメールが入っていた。
―海斗。電話つながらないよ?
気付いたら電話して―
着信も残っていた。
「やべっ」
独り言を言いながらカリンに電話をした。
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