仮面の美少女

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ヤダヤダ!!お姉ちゃん何か嫌い!前のお兄ちゃんのがいい!」     すでに他の子達はペアを組み終わっている。 (…背の順だし、順番なんて変えられないよ…)     ついに、その女の子は泣き出してしまい、先生にバレた。   「真美ちゃん!ちゃんと繋がなきゃダメでしょ!」   先生に怒られる真美。 その後、急に態度を豹変させた女の子が手を出してきた。 「早く手、繋いでよ!」 女の子が言った。 先生の前で、いい子ぶる女の子…     あたかも真美が悪いかのような態度… 4歳児に顔で差別され、相手を選ばれた真美の気持ちは、より深い傷を負わせる事になった…         真美の顔へのコンプレックスは、小学生になるとより一層強くなる。             …5歳の真美には、言葉の表現力がなく、助けを求められない辛さは、地球上の誰よりも不幸で、誰よりも小さい身体の真美の想いは、誰にも届かない事を一番理解していた。
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