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第伍章 上陸
季節は流れ昭和20年2月19日。米軍硫黄島に上陸開始。その後3月17日、硫黄島の日本軍玉砕。9日後、硫黄島にいた栗林忠道中将戦死。
硫黄島の激闘が終わり、米軍が沖縄に上陸する噂は広まった。その頃、鐵乃助は首里城の指揮官になっていた。
昭和20年2月28日、鐵乃助は無事に首里城に着き兵士以上の働きをし、3月24日、坂月鐵乃助中将に昇進した。そして4月1日、米軍沖縄半島西海岸に上陸した。米軍の総人数は
54万人、対して日本軍は9万4千人。その日から米軍は沖縄住民の保護管理を始めたのである。いよいよ沖縄戦の火ぶたは切って落とされたのである。
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