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眠れない…
俺はセラの生きてきた
世界を知らない
愛する事なら同性でも
出来ると知った
じゃ…
その先は?
体の作りが違うし
どうやって満足させればいいんだ…
(♪♪~♪♪♪~)
こんな時間に…
「もしもし」
「面白い店見つけたから出てこないか?」
連れからだった…
「お前…今何時だと」
「じゃ、今から行くから」
「ちょ!」
(ツーツーツー)
「………………はぁ?」
言い出したら即実行する奴だったな…
はぁ…
でも、気晴らしにはちょうどいいかもな
ベットをそっと抜け出し
服を着る
『出かけるの?』
「ああ、連れから呼び出しだ」
『何時に帰ってくる?』
「わからないな…ちゃんと寝てろよ」
『うん』
エンジン音がした
「じゃ」
『いってらっしゃい』
外に出て車に乗る
「ったく…俺は朝早いっての!」
「まぁまぁ…」
「で、どこ行くんだよ」
「いいからいいから」
車を走らせ繁華街へ
「ここだ」
「ん?」
普通の店…
「行くぞ」
「ああ」
「お前、最近遊んでないんだって?」
「まぁ…な」
「女に飽きたのか?」
「はぁ?」
「まぁいいや」
店のドアを開けて中に入る
(いらっしゃいませ~)
「ホスト?」
「違うよ」
だって、男しかいない
てか、女が一人もいない
て事は…ホストではないか
「まぁ座れ」
ビールを渡され椅子に座る
「やっぱ、お前は男にもモテるな」
「えっ?」
一瞬、焦る
「ほら、カウンター付近に可愛い男の子がたくさんいるだろ?」
「ああ」
「そういう事」
「へっ?」
「後腐れなく遊べるし、女より男のつぼがわかってるから癖になるぞ」
「お前…いつからこんな…」
「何事も経験だろ?」
知らなかった…
こいつにこんな趣味があったとは…
てか、もういないし!
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