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『胡蝶!朝だよっ!』
「ん…」
『もう…』
「……っっ」
「……………っつ」
「…………ぶはっ!」
『おはよ!』
「だから…いつか死ぬから」
『大丈夫!いつもその前に起きてるから』
「あのな…」
『早く起きて!静流も来てるよ』
「あ…お前に話そうとしてたんだけど」
『うん、さっき全部聞いたよ』
「そっか」
『俺は賛成だから』
「星羅…」
『早くご飯食べよう』
「ああ」
リビングにおりると静流がエプロンをしていた
「おはよう」
「おはようって…何故静流が?」
「俺が星羅に頼んだんだよ」
『そういう事!俺も静流のご飯が食べてみたかったから』
「やだなぁ~、そんなにうまくないよ」
笑いながら言う
いや…静流の料理は絶品だ…とは言えない
「はい、出来た」
『美味しそう』
「だな」
『じゃ、いただきます』
「いただきます」
「どうかな…?」
『お~いし~い!』
「美味しいよ」
「よかった」
『静流も食べないと』
「そっか、忘れてた」
『やだなぁ~』
星羅と静流は料理の話で
盛り上がっていた
まさかこんな光景が見られるとはな…
でもいがみ合うより
仲がいい方がいいに決まってる
『でね、胡蝶のパンツ…』
「ちょ!なんの話をしてるんだっ!」
『胡蝶の好きなパンを作った話だけど』
「えっ……」
『あ~!胡蝶のエロ』
「何でそうなるんだよ」
「エロ…」
「ちょ、静流まで…」
やはり食事は楽しい方がいい
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