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店を午前中で閉め、店の掃除をした
床には血痕が残っていた
胡蝶と那智がそれを水で洗い流していた
「俺達はお昼ご飯でも
作ろうか」
『あっ、静流は休んでて』
「大丈夫だよ」
『ダメ!』
「じゃ、お願いしようかな」
『うん』
静流をリビングに残し
キッチンへ向かう
「はぁ~終わった」
「お疲れ様」
「星羅は?」
「美味しいランチを製作中」
「成る程ね」
「だけど、昼間も来るとか…有り得ないな」
「ああ」
「ん~、よし!俺も明日から手伝いに来るよ」
「いいよ、那智も仕事があるんだから」
「辞めればすむ」
「うちはそんなに給料を払えない」
「んじゃさ、この家に住まわせて?」
「はぁ?」
「部屋は余ってるんだろ?」
「まぁ…」
「那智、胡蝶が困ってるだろ」
「そうか?」
「ん~」
『お待たせ~!ん、どうしたの?』
「いやさ~、お前達が心配だから俺が仕事辞めて店を手伝うって話をね」
『えっ…でも』
「うん、だから給料は少なくてもいいから、ここに住まわせてって話をしてたんだ」
『へ?この家に?』
「そそ」
『俺は構わないけど…』
「だってさ、胡蝶」
「わかったよ…2階を使え」
「おぅ!」
『なんか…よろしくね』
「ああ、楽しく行こう」
「はは…よろしくね」
「はぁ…」
こうして何故か4人で
暮らす事になった
でも、楽しくなりそうだな
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