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「さて、毎回毎回ごまかして逃げているが、そろそろ吐いてもらおうか」
浩次が俺の部屋で迫りながらいってきた。
「なんのことだよ?」
とぼけながら返す。
もちろん浩次の言葉の意味をわかっている。
桃葉の事だ。
だがしかし、浩次に伝える事……
それはイコールあのにーちゃんとねーちゃんに伝わるって事だ。
それだけは阻止しなくては。
「試験終えるまでなかなか追求できなかったが、試験はもう終えたし、心置きなく追求ができるぜ。
さぁ、話そうか」
浩次の勢いに若干ビビリながらも、負けじと策を練る。
「浩次、何度もいってるじゃないか。
年上がいいと。
おまえも好きな奴いんだよな?誰だかしんねぇけど。
そいつがおまえのワイシャツを生まれたままの姿の上に1枚着ているのを想像してみ?
ぐっとこねぇ?」
俺の言葉に浩次は、ふと想像の世界に入った様で、顔を真っ赤にして右手で顔を覆ってかくしている。
そうだろ?そうだろ?
俺もぐっとくるもん。
桃葉が裸に俺のワイシャツを着て、袖のところなんかをくしゃっとつかんでいるのを想像する。
うわぁ、いいなぁ。
いつかみてぇ。
第二ボタンまで開けていて、谷間が見えて……
中が見えそで見えないギリギリのところから足がすらっと……
あぁ。たまんねぇ。
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