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その日の夜も かずとの家に行った。 部屋に入った瞬間 かずとは目に涙を溜めて あたしに聞いた。 「いつから?」 あたしはすぐに 状況をつかめなかった。 「なにが?」 「‥親父と会ってたしょ」 頭が真っ白になって からだが固まった。 「みたの?」 「うん‥昼間」 「もう二年近くかな‥?」
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