序章

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ヤマト夫妻の所に行って、保護されたキラとカガリとレイとステラはヒビキ夫妻の子供。キラは普段は僕と言うが三人の前では私と言っている 「さぁ、着いたから、中に入りなさい。」 「暴れないでよ。よいしょ、泣かない、大丈夫だよ。」 居間に着くと、カリダがカガリとレイとステラを抱え、キラに座らせると足を見ていた 「捻挫しているわね。安静にしていなさい、あと、遺体発見されたわ。」 「母さんと父さんだ。連れてきたかったでも、体を揺すっても起きない。」 カリダはキラの言葉に既に亡くなっていたと言う事だと分かった。問題はまだ幼い三人に伝えても直ぐには理解しないと言う事 「分かったわ。今は安静に何か作るわね。」 カリダはキラを撫でてあげるとキッチンに向かった。カガリはキラの方に顔を向けていたが、直ぐにTVに向けると家が燃えている状態だったので怖くて震えていた 「ここは安全よ。」 カリダはキラに暖かいココアを渡すとレイとステラに哺乳瓶でミルクを飲ませていたので、カガリが服を握っていたのに気が付くと、カリダは撫でてあげる 「マー!パー!ふぇぇ。」 「キラ…」 「うん。お出でカガリ。」 カガリは立ち上がるとキラの元に歩いていくとキラに抱きついていた 「にー…マー、パー…」 キラは優しく抱き締めながらあやすとカガリは見つめていたがキラに触れると安心していた 翌日、ヒビキ夫妻の遺体を霊安室に移され、キラ達四人は警察で保護され、四人はそれぞれ養子組と言う制度でヒビキと関係が深い家に引き取られるようになったキラはヤマトにカガリはアスハにレイはバレルにステラはルーシェに引き取られるがまだ幼い為に引き取られても泣いてしまう可能性はあるので、物心がついてから引き取る事になった 「レイとステラはまだ喋られないから、私達を見ても泣いているから、暫くはキラが傍に居なさい。」 「分かった。泣いているのは確かだね。」 母と父を見ていたが、廊下から泣き声が聞こえるのでカガリとレイとステラが泣いていると分かったらしいのか扉を見ていた 「ハルマが傍に居る筈なのにね。まだ、傍に居てあげないと分からないから、きっと泣いているんだ。」 扉を開けるとハルマに抱えてられているが、三人とも泣き叫んでいた 「「「ふぇぇ!!!」」」 「キラ君…すまないが泣き止ませてくれないか!一時間くらい泣いているんだ。」 「カガリ、レイ、ステラ…そんなに泣いていたら、新しいお父さんとお母さんに顔を見せたとき泣きそうだね。」
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