序章

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「訓練したら、君は力を貸してくれる?僕は隠し通して見せる。」 ミトコンドリアイヴがキラの言葉に満足そうに頷くと緑色の光が消えた 「治まったのかな?不思議だ。これがミトコンドリアの力なんだ。でも、覚醒した後は何か感じるようになった様な気がする。」 キラは落ち着くと部屋から出るとカリダの所に来た途端足に三人抱きついてきた 「キラにいさま!」 「にいさま!」 「兄さん!」 「どうしたの三人とも綺麗にぴったり抱きつかれたら身動きできないよ。」 「椅子に座りなさい。」 カリダの言葉を聞いて、椅子に座ると、キラが冷やしておいたゼリーを四人の前に出された 「うわぁ!よかった形が整ってる。成功した!」 「後は味見よ。まだ食べないでね。キラが試食して、答えを出してから食べましょうね?」 レイとステラは手にスプーンを持ち、ゼリーの一部を取っていた。カガリは既に食べようとしていたので、キラに視線が行った 「頂きます。…美味しい!」 「食べて良いわよ」 カリダの言葉を聞き、三人は食べると嬉しそうな顔した 「おいしい!」 「「おいしい!」」 「良かったわねキラ!大成功ね。」 「本当だよ。頑張っていたから、でも、カガリ、早く食べたいからって僕のを持っていこうとしたら駄目だよ。」 「……食べたかったの…ないの?」 「あらあら、また今度作るから待ちなさい。あら?」 ピンポーン 「行ってくるよ。」 扉の前に来ると、誰か居るか気配で感じた 「ウズミ様とルーシェ様とバレル様かな?何方ですか?」 「私達だ。カガリとレイとステラの新しい家族になるものだ。」 「分かりました。今開けます。」 扉を開けると、ウズミはキラの頭に手をのせた 「大きくなったな。私とあったのは君がまだ生まれた時だからね。」 「ウズミ様、僕はもう四歳ですよ。カガリを宜しくお願いします。ルーシェ様、ステラを宜しくお願いします。バレル様、レイを宜しくお願いします。」 「しかし、まだ、物心がついたばかりな筈だ。良いのかな?」 「両親の事はこれから伝えます。その為に居て欲しいんです。」 カリダがヴィアとユーレンの遺影を持ち出してきたのを視界に入れたウズミ達は分かったと頷いた 「パパとママ?何で写真の中に居るの?」 「どうして?会いたいよ。」 「私も!」 カガリとレイとステラは案の定騒ぎ出したので慌ててキラは止めに入った 「これから言う事を、真実を受け入れて欲しいんだ!僕は受け入れた。後はカガリ、レイ、ステラ、君達が受け入れてから、僕の後ろに居る人達を紹介する。わかった?」
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