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これは…小学2年生の時の冬の出来事である…
当時、俺の家は8階建てのマンションですぐ近くに公園と寺があった。
公園は冬の遊びの一つ…雪合戦ができるくらいの雪が積もってた。
冬になるとほとんどの近所の小学生がその公園に集まり、手が霜焼けになるくらいまで雪玉を投げまくっていた。
「俺たちもやろうぜ!!」とクラスの仲良しだった友達と一緒にどこから雪玉が飛んでくるか分からない戦場に入っていった。
「こっちは誰もいないな…よし、やるぞ康!」
「かかって来いや、徹!」
と両手に雪玉を持ち、足元に先ほど作った雪玉(じゃり入り)をセットし、いざ雪合戦………。
だが、この時に気がつくべきだった…友達の後ろの墓地に……。
この時の雪合戦は、持ち玉が無くなるまで相手に投げまくるというシンプルな雪合戦だった。
激しい攻防のなか……俺が投げたじゃり入りの雪玉を友達が避けた瞬間…「「ばり!……」っという墓標が折れる音がした…。
「あ~やばいぞ、この寺の和尚は地区内一の頑固じじぃだぞ。」
「はぁ~、謝ってくるかめんどくせ。てか、お前が避けるのが悪いんだぞ。」
「木が折れるくらいの石ころ入れるからだよ。」
などと言い合いながら、折れた墓標を二人で持ちあげ、寺の前まで持っていきました。
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