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「おい、てめぇ何溜め息吐いてんだよ」 ご主人様は僕の態度が気に入らなかったのか、眉間に皺を寄せながら、僕の頭をグリグリとしてきた しかも、手をグーにしてやってくるから....じ、地味に痛いっ!!!!! あっ!?ご主人様リングつけてる!!!更に痛さ倍増じゃないですかーー!!!!! 「す、すいませんっ!!!たっ、たまたまですから!!!ご主人様にじゃないですからね!?....そう、幸せです!!!これは幸せの溜め息なんですよ!!!」 僕は必死に弁解(言い訳、または嘘)を試みる事にした う、嘘も方便だっ 「だ、だからですね、僕はご主人様に拾って頂いて、こんな素晴らしいお家に住む事が出来て、寝食も満足に摂る事が出来ます。それに、ご主人様という素晴らしい人といつも一緒に居られてすっごく幸せなんです!!!!だ、だから無意識の内に溜め息が出てしまったんですよ!!きっと!!!!!」 僕は一気にまくし立てた....一気に喋りすぎて、自分でも何を言ったのか分からなくなったよ.... しかも早口だったし...ご主人様聞き取れたかな? って言うかよくあんなに喋れたな僕...伊達にご主人様と一緒に居るワケじゃないねっ!!!(自分で言ってて虚しいけど) 僕は作った笑顔を顔に貼り付けて、ご主人様を見つめた ....口がピクピクするっ この笑顔キープはツラいってー!!!! 多分、今の僕の顔、 引きつってる←
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