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ご主人様は、何回言っても分からない僕に呆れたみたいで、叫んだ事はつっこまれなかった
あ、またやっちゃったよ僕....学習しないとなぁ
「藍琉は、俺の親父の使用人の息子。主人と使用人の関係だったけど、そんなん関係ない感じで仲いいんだよ。で、俺と藍琉も小さい頃から一緒に育って.....まぁ今の状況。」
特に気にする訳でもなく、ご主人様は少し表情を和らげながら話してくれた
....ご主人様、何だか楽しそうだなぁ
僕は、ホントに仲がいいんだなぁと思った
....あの凄い人と
ちょっと、羨ましいな
「だから使用人の中でもアイツは特別だな。俺には兄弟居ねェから、アイツが兄弟みたいなもんだし....あぁ、アイツは3人兄弟だから呼べば兄と弟も出てくるぞ。ちなみに藍琉は二男だ」
「...マジすか」
わーー...3人もあんな凄い人が居るんだ...
しかもあの人が、二男
世界には色んな人が居るんだね
.....ちょっと会ってみたいかも
僕がチラッとご主人様の方を見てみると、
「ん?呼ぶか?」
と、ニヤッとしながら指を鳴らそうと構えていた
......おっと?コレは何だか危ない気がしてきたぞ?また第六感が危険を感知したぞ?
と、とりあえずここはー......
断れっ!!!!!!!!!!
「っ!!!!!?いいい、いいですいいです!!!!!結構で
パチンッ
指が、鳴らされマシタ
「NOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!」
「戒璃(かいり)ー咲樹(さき)ー、ちょっと来いー」
ご主人様は、至極楽しそうに真っ黒な微笑みを浮かべて、2人の名前を呼んだ
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