24/33
前へ
/120ページ
次へ
2人の間でバチバチと火花が散っていた(様に感じる) か、戒璃さん笑ってるけど目が笑ってない!!しかもご主人様は今まで見た事ないくらい怖い顔して睨んでるし!!!! この空間、絶対零度..... そして、戒璃さんの一撃必殺 「あぁ、そうか。遙、また俺にとられると思ってんだろ?まだ俺にお気に入りの人形とられたの根に持ってんのか?」 「っ!!!!!!!」 ......人形? 僕は何の事か分からなくてご主人様の方に目を向けた するとご主人様は、まだ険しい表情のままだが、どこか気まずそうな目で睨みつけてきた そのご主人様の焦り様に、戒璃さんは更に続けた .....ご主人様よりも真っ黒な微笑みを浮かべながら 「あれはいつだったかな...遙が中2の時か?その時まで遙はくまさんの人形が無いと眠れなかったんだよな?確か3歳の時に遙のお母様から頂いた物だったんだってな」 「っ.......黙れっ」 「で、俺がそれをふざけて遙から取り上げて隠したら.....遙必死に探してたよな?無いって気付いた途端に顔色変えて飛び出していったんだもんな?しかも夜中だったから捜索隊が何百人も派遣されたしな.....人形、本棚の上にあったのに」 「黙れっ!!!」 「あーあー、この年になってもまだ気にしてるんだ?このお子様」 「お子さっ!!!!!!?」 第1ラウンド終了 勝者 戒璃さん うわー、戒璃さん....あのご主人様に勝っちゃった....凄っ....
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2629人が本棚に入れています
本棚に追加