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多分、思ってる事が顔に出てたんだと思う 戒璃さんは少し笑いながら僕に教えてくれた 咲樹さんについて 「君、何であんな小柄な咲樹が遙を押さえられるのかが不思議なんだろ?」 「.....はい」 図星です ....今更だけど、僕ってそんなに分かりやすいのかな? 「うん、全部顔に出てる」 「っ....!?」 な、何で分かるの!!? まさか....この人も読心術が.... 「使えるよ?」 やっぱりぃーーー!!!!? 何でご主人様といい、戒璃さんといい、読心術なんて使えるんですか!? つか心が読めたらプライバシーも何も無いじゃないですかー!!!! 僕があたふたしてたら戒璃さんクスッと笑って、僕の頭を撫でた 「大丈夫、全部分かる訳じゃないから。ただ君は分かりやすいってだけだよ」 「そう、ですか」 .....何気に傷付きますよ、それ 「あ、話が逸れたね。で、咲樹が何であんな事が出来るのかと言うと.....咲樹は生まれながらの怪力でね。俺ら兄弟とか父さんとか...並みの人間じゃ勝てない位の力を持ってるって訳」 「ま、マジすか....」 だからあんな事が出来るんだ...人って見掛けによらないんだね うん
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