僕のご主人様

飴

｢咲樹さん、大丈夫ですっ!!!あんな事日常茶飯事なんで!!!!慣れてるんで!!!｣

｢......日常、茶飯事？｣

僕の何気ない言葉に、咲樹さんが反応した

ん？何かヤ、バい？

周りの空気が、妙に冷えている事に気付き、恐る恐る咲樹さんを呼んでみた

｢咲樹、さん？｣

咲樹さんは、口端をつり上げて笑っていた

｢ふぅーん、はるちゃん....いつもそんなことしてるんだぁ？｣

｢っ...｣

ご主人様が息を飲んだ

.....あぁぁあﾞァあぁぁあぁﾞあぁぁ!!!!!何たる失態!!!!!!!

僕は本気でヤバいものを感じて、咲樹さんに向かって叫んだ

このままいったら、絶対ご主人様ヤられるって!!!!

｢違います!!!!僕ドＭなんですぅぅうぅぅぅ!!!!!!!｣

.........

時間が一瞬止まった、気がした

....あれ？何かいけない事言ったのか？僕

僕はそっと咲樹さんから体を離し、咲樹さんの顔を覗き込んだ

すると

｢あははははははっ!!!!!この子、自分でっ、はははっ!!!ドＭって、言ったよぉっ!!!!!あはははははは!!!!｣

涙を流しながら大爆笑していた

向こう側では戒璃さんまで床をバンバン叩いて爆笑していた