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僕は真っ青になって体を小刻みに震わせているご主人様に駆け寄り、どうしていいのか分からずそっと背中を撫でた すると、いつもの優しさはどこへやら すっごく怖い目つきの戒璃さんが一気にまくし立てた 「お前なぁ俺達が一体どれだけ忙しいか分かってんのか?あ?ただでさえお前宛ての書類やら何やらが毎日毎日山ほど送られてきてそれを必要な物と必要ない物に分ける作業に毎日明け暮れてるって言うのに何となくって理由で呼ぶんじゃねーよこの野郎!!いくら主従関係だからって調子にノッてんじゃねーぞコラ!!!!」 続いて咲樹さんが 「あのなぁ戒璃の言う通り誰の所為で俺達が寝る間も無いくらい忙しく毎日動き回ってると思ってんだよあァ!?てめェの所為だろ!?俺がちゃんとスケジュールを練っても「本が読みたい」「腹減った」「面倒くさい」とか言ってスケジュール無効にしやがって!!!!犯されてェのかお前ェはよ!!?」 「ぅ゙っ!がはっ!!」 そう言って咲樹さんは優しく僕をご主人様から引き離し、ご主人様の前髪を掴んだかと思えば一気に顔を上げさせて空いている方の手でお腹に一発拳をいれた ちょっwwおまっwww 咲樹さん性格崩壊してますってwつか「俺」ってwwアナタ誰ですかっww てか、ご主人様ー!!!!!!!! また殴られたー!!!!!!!! このままだとご主人様がまた咲樹さんに殴られそうなので、急いでご主人様を庇うように立ちはだかり、 ────ドスッ 「ぐはぁああぁッ!!!!!!!!」 「!?あっくん!!!!!」 「「!!!!!!!?」」 咲樹さんの右ストレートが、見事に無防備な僕のお腹に決まりました 口から何か液体を撒き散らして(汚い)一発KO☆
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