下僕

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「な、何を言ってるんですか? 下僕?ご主人様?何の事言ってるんですか?」 僕は訳が分からなくて桐生さんに問いかけた そしたら桐生さんはさっきまでのニコニコした笑顔じゃなくて、人を見下したように笑いをしていた 「俺は執事なんていらないんだよ 欲しいのは俺の言う事を聞く下僕」 「えッ…?」 それって… 僕は、やっと気付いた 「だ、騙したなぁ!?」 桐生さんは僕を嘲笑うかのように見た …騙された…だからバイトだったんだ!執事なんて最初から嘘で… 「…僕、帰ります!」 こんな所、もう居たくない! 僕は部屋から出て行こうとした
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