下僕

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「帰れると思ってんの?」 桐生さんに後ろから抱きつかれ引き留められた 「や、やめて下さい!!」 僕は桐生さんの腕から逃れようと体を捩った だけど桐生さんは背が高いから無理だった 「ぼ、僕この仕事辞めます!!さようなら!!」 「だから無理だって お前、契約書にサインしただろ?」 あ 「…しました」 そしたらまた桐生さんの見下した笑み 「契約書ってのは最後まで読むもんだぜ?」 え? 契約書の最後? 桐生さんは僕に契約書を見せた 「…私は桐生遙の下僕になります…?」 契約書の下~の方にちっちゃ~く書いてあった …こんなの絶対見えないし!!
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