初体験

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やっとの思いで保っていた僕の理性は、ご主人様の声によって次第に溶けていった 「ハァ…ハァ……」 息が上がる 体の中心に集まった熱は、徐々に下半身へと下りていく それを見計らったように、ご主人様の指が僕の自身に触れた 「あッ!!」 その瞬間、電流のようなモノが流れたような感覚がした …前と、同じ… 触れただけで反応した僕に、またご主人様が言葉をかける 「耳舐められただけでこんな感じてんのか?」 「ッ…!!」 僕は反論できなかった …全て、事実だから 黙っているのを、ご主人様は肯定と判断したんだろう 今度は強めに握った 「ひぁ…!!」 僕の口からは、情けない、男とは思えない高い声が零れる
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