下僕

2/14
前へ
/120ページ
次へ
僕は今の状況が信じられない まさか、まさか僕がこんな… 高級車に乗る日がくるなんて!! 僕はバイトを探していたから、その人の誘いにのった 「住み込みのバイトなんだけど…どうかな?」 「住み込み、です? 僕バイトなら何でもしますよ!! で、どんなバイトなんですか?」 僕は仕事をもてる事に感激しながらその人に聞いた 「あぁ、そうだ 確か君には僕の名前を教えていなかったよね? 僕の名前は桐生遙(きりゅうはるか) 君の名前は?」 「えッ?…あぁ!! 僕の名前は中野歩です!!」 僕は張り切って自己紹介をした 学校の事とか、特技とか色々と そうしたらその人…じゃなくて桐生さんは少し笑った 「?どうかしましたか?」 「随分と張り切っているんだね そんなに仕事が楽しみなのかな?」 僕は即座に 「はいッ!!」 笑顔で答えた 「耐えられるといいね」 桐生さんが何か言ったようだけど、僕にはよく聞こえなかった 「はい?何ですか?」 僕は聞き返したけど、桐生さんは「何でもないよ」と笑っているだけだった
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2629人が本棚に入れています
本棚に追加