6/33
前へ
/120ページ
次へ
僕はそっとご主人様に近づいて、顔を覗き込んだ 「あの……」 すると、 「…お前、人の事煽ってんじゃねぇよ」 「んぅっ…!」 いきなりご主人様に抱き締められて、噛みつくようなキスをされた 「はっ……ん、ぁ…」 「おい、ちゃんと舌使え」 息さえも奪うようなキスで、僕は息苦しさからご主人様の胸を軽く押した …でもビクともしない 「ぁっ、…んんーー!」 僕の口の中を激しく動き回るご主人様の舌 舌先を強く吸われたと思えば歯列をなぞられ 体の奥から下半身に向けて、じわりと熱が広がっていく キスだけで感じちゃってる… 体が熱で火照り、酸欠状態になって意識が朦朧としてきた頃、ご主人様はやっと僕を離した ご主人様と僕は、一瞬銀色の糸で繋がり、切れた 口端からは、飲みきれなかった唾液が顎を伝っていく ご主人様はそれを親指で拭い、ペロリと舐めとった 「そんな顔して…誘ってんじゃねぇよ 今日は1日中ヤってるつもりじゃねぇし」 「さ、誘ってなんかっ!」 僕が必死に反論しようとすると、ご主人様に担がれた 「うわぁっ!!」 「ゴチャゴチャ言ってねぇで行くぞ」 ご主人様はそのまま扉の方へ歩く
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2629人が本棚に入れています
本棚に追加