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何日、いや、何ヶ月ぶりに部屋から出た ご主人様に担がれてるけど…嬉しい! 嗚呼…小鳥たちのさえずりが聞こえる…!!(幻聴) 僕は嬉しさのあまりに幻聴を聴いていたけど、ある事に気が付いた …あれ? 確か、僕が居た部屋の隣はご主人様の書斎だった…よね? 今僕が居るのは、大きな部屋 いや、この屋敷は何処も大きいんだけどね? でもこの部屋は結構な大きさ、だと思う …何の部屋だろう? ご主人様は何も言わず、スタスタと歩く 僕はキョロキョロと部屋の中を見回してみた 大きな棚、観葉植物、高い天井、白い大理石の床、大きな鏡、洗面台─… …洗面台? 「あ」 此処、お風呂場だ ………………、 「デカッッッ!!!!!!!」 僕はまた大きな声で叫んでしまった あ、ヤバい ご主人様が足を止めた
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