記憶

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そう笑った彼は逆光になっていたが、初めてちゃんと彼の顔を見てどきりとした。 整った顔。 長身ですらりと細見。 そのせいか無地の白いシャツにジーンズというベタすぎる格好もお洒落に見える。 この人が私の彼氏なんだ…… 覚えていない自分にとって他人なわけだから、まるで実感がわかない。
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