記憶

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「あの、ごめんなさい。 忘れてて」 優羽は少し恥ずかしくなってポツリと言った。 「いや、無事だったからそれでいいよ。 目が覚めないままのほうが困る」 「――はい」 「それに、事故の原因俺だし」 「えっ!」 彼の車の助手席に乗っていた時に事故ったそうだ。 彼もちょっと腕を怪我したらしく、包帯を巻いた右腕を見せてくれた。
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